雪山訓練山行報告 中宮山 平成29年3月11日 | ||||
雪山訓練 中宮山(白山市吉野谷地区) 平成29年3月11日 中宮山 7時30分出発。初めてのかんじきでの登山。スキー客が先行しており、そのトレースをしばらく行く。 堀さんの後をついて2番手でしばらく進む。「おいしい所残しておいて下さい。そこから、木村さんお願いします。」 と八十嶋リーダーより。途中から新たなコースにてラッセルの初体験。 「おいしい所」??雪を踏みこむ心地よい感触から一変、雪を踏み固める踏ん張りと足を持ち上げる時の雪の重さで一気に心拍数増加。なるほど、「おいしい所」とはこういう所の事をいうのかと納得。数m進んだだけでもかなりの負荷。 所々、先頭を交代しながら進む。堀さんや八十嶋リーダーは手馴れたもので、足を進めるリズムが良かった。 池本サブリーダーより、「短い距離でも先頭代わってあげろよ。」と。ラッセルは負荷が大きいため、 先頭を変わる気遣いが必要だと学ぶ。9時30分頃、地図読み。地図を持ってこないという大失態。(ストックも忘れている。) 傾斜や谷の場所などを考慮する必要がある。 天候により方向がわからなくなる場合もあるため、地図読みの大切さを学ぶ。 10時30分頃、雪洞作り体験。風が当たりにくい場所、傾斜を利用、入口を狭くしてツェルトなどで蓋をする、 中は横に広がるように掘る、ブロックで切り出し外に積み上げると良い、 掘る人と雪を出す人がいると効率が良い、体力を温存するために雪を出すときは持ち上げずに下に降ろすように出す、 中は水滴が垂れないように形を整える等々教えて頂いた。 特に、田井さんのスノーソーを使った弱層テストが芸術的であった。 雪山には芸術的なセンスも必要か。11時30分頃1005m付近から折り返す。途中、うさぎの足跡をトレース。 太陽に照らされて輝く雪の曲線に魅せられる。もっと壮大な物があるんだろうなとワクワクする。 昼休憩後、ピッケルワークを学ぶ。 残念ながら雪が軟らかく使う場面はなかったが、自分の身を守るためには絶対に必要な技術だと感じた。 14時頃下山完了。初めての用語や体験ばかりでとても勉強になった。 同時に安全に登山ができるように、山行きに合わせた技術を身につけたいと思った。今回は初級者向けに計画変更して頂き、リーダー八十嶋さんはじめご指導頂いた先輩方に感謝致します。 文:木村 写真:堀 |
||||
|
||||
このページの最初にもどる | ||||
本サイトに記載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します | ||||
Copyright (C) 2014 Ishikawa Section of the Japanese Alpine Club. All Rights Reserved. |