山行報告 残雪登山 大長山・原高山  平成29年3月11日  
 平成29年3月11日 天候 晴れ   
 参加者 織田 前川 山下(織田友人)
 朝4時に織田宅に集合し、国道157号を走り、勝山市の東山いこいの森の下の国道沿いの駐車場に5時30分前に到着。
 前々日と前日に降った雪が、50㎝強積もってラッセルが厳しい状況であったが、
 駐車場には石川ナンバーの車が1台止まっていて、すでに出発したあとだったので、トレースが付いていた。
 まだ薄暗かったので、ヘッドランプを点灯し、かんじきを履いてトレースを追った。
 雪が深く、かんじきを履いても膝上まで落ち込み、それに踏み跡は大股で歩いてあったので、歩幅が合わずに楽勝とはいかなかったが、トレース様々で楽に歩を進めることができた。
           
          先行者のトレースを辿り取立山へ                  原高山頂上

 先行者とは、取立山の下の稜線で下山中のところを8時過ぎに出会った。
 先行者は、白山フウロ山岳会の若い男女4人パーティで、駐車場を朝3時半に出たとのこと。
 今日は会の総会があるので、取立山までしか行かなかったと言うので、その先のラッセルが思いやられるが、何はともあれ取立山までラッセルしていただいてあるので、お礼を言って別れた。
 若い元気のあるパーティでも、取立山まで5時間程かかったことを考えると、今日は大長山まではとても無理なことが分かった。
 取立山には8時40分に到着。30分程の大休憩をし、晴天の大パノラマを満喫してから新雪のラッセルに備えて、カッパズボンを履いた。
 行けるところまで行ってみようとラッセルを開始したが、雪が深く先頭を交代しながらやっと原高山まで辿り着いた。
 時計はすでに11時になろうとしていた。
 取立山を下ってすぐの所で、スノーシューを履いた単独中年女性に抜かれてしまった。
 我々が、膝上までのラッセルにもがいているのを横目に、10センチ位の落ち込みでスタスタと追い抜いていったので、その跡を辿るものの、かんじきの落ち込みようは新雪と変わらず楽にはならなかった。
 原高山で休憩していると、我々のトレースを辿って次々と登山者がやってきた。そのうちの何人かは、かんじきを持たない人達で非常に驚いた。
      
                                原高山から取立山を望む

 原高山に来る途中に、本トレースとは別に、取立小屋に向けて途中まで付けた40センチ位の深さのトレースは、僅か1時間位で風によって跡形もなくかき消されていたので、この時期いくら晴天とはいえ、かんじきを持たずに山に入ることは許されることであろうかと思った。 
      
                        原高山よ鉢伏山・大長山を望む

 鉢伏山とその奥に僅かに見える大長山を目に焼き付けて、取立山まで戻り、お昼を食べて、リベンジを誓い下山を開始した。
*スノーシュー考察 今回のような新雪で雪が深い時は、かんじきよりスノーシューが断然いいと思う。ただ急斜面の登り下りでは、スノーシューは後ろに長いことと、かんじきのように輪かんになっていない分、扱いにくいのではないかと思われる。今後実地検証をする必要性を感じた。
コースタイム
国道脇駐車場(5:35)>キャンプ場(6:00)>登山口(6:50)>取立山(8:40-10:05)>原高山(10:45)
国道脇駐車場(13:35)<キャンプ場(13:25)<登山口(13:00)<取立山(11:15-12:00)<原高山(11:00)
                                        文:織田 写真:織田・前川
                  
   
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