公益事業の紹介  
   
               公益事業 ふるさと登山道整備
   不惑新道の紹介


 大内~富士写ケ岳(941.9m)~火燈山(803m)~大内峠~大内
 富士写ヶ岳は、深田久弥が山に眼を開いた日本百名山原点の山、ここから火燈山の間に不惑新道を復活(H22)、火燈山から県境尾根通しに大内峠までの間に火燈古道を整備(H24)し、大内駐車場~富士写ケ岳~火燈山~大内峠~駐車場の一周約9kmの周回ルートが完成した。なお、大内~富士写ヶ岳ルートは、従前より、地元大内会が整備している。

 不惑新道及び火燈古道6.1kmは、石川支部が、公益事業・ふるさと登山道整備として取り組み、石川、福井両県の郷土の山を愛する仲間の協力も得て開いたもので、このルートは、随所にシャクナゲの群生を間近に見ることができ、春、秋のブナ林が美しい。白山、加越国境の山々や平野部の展望もよく、アップダウンや多少の急坂があって変化に富み、充実した山歩きができる。

 登山道は、藩政時代国境を守る大聖寺藩奥山廻り、豊原寺の修験者が通った道であり、古代の北陸道(くぬがの道)がこの付近の尾根を越えていたといわれている。
 登山口の加賀市山中温泉大内町は、かつて越前から加賀への玄関口で大内峠は往時を偲ばせる。昭和の終わり頃まで集落があり、大内神社には縁(ゆかり)の人たちによって公園、駐車場、東屋やトイレが管理されている。

◎標準歩行タイム  
  駐車場…→0:10←…大内登山口…→1:40/1:00←…富士写ヶ岳…→1:30/1:30←…小倉谷山…→0:20/0:30←火燈山…→1:30/2:0←…大内峠…→0:10←駐車場 (5時間20分)
◎アクセス
 国道364号線石川・福井県境の山中温泉・丸岡トンネルの山中側入り口手前100mを左折旧国道を1.2km進めば駐車場に至る。その他合わせて約50台駐車可能。
◎登山道利用心得(禁止行為)
 登山道はすべて私有地で、環境保全を条件に所有者の好意により開かれたものである。
①樹木・草花の採取 ②ごみの放置 ③登山道の保全に影響を及ぼす行為(先端のキャップなしストックの使用、登山道でのランニング 等)④その他登山者の安全を阻害する行為等は、禁止されているので注意してほしい。
 
◎ルート概念図  

 ◎ルート画像

不惑新道から望む白山

富士写ヶ岳

不惑新道の紅葉

大内白山神社

大内峠

不惑新道の残雪
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