山行報告 かんじき山行 
   かんじき山行 有形山 1010.7m 白山市白峰
    ■平成28年3月12日(土)
      ・場所 有形山       ・参加者 田井(CL)八十嶋、前川
  本来の計画は、兜山(小松市大杉町)であったが、下見に行かれた田井さんから「今年は雪が少なく藪化している」との
  情報が入り、代替山として田井さん推薦の「有形山」にする。
  同山は大長山から白峰町方面へ派生している尾根の突端に位置し、天狗壁の上部付近にある。
  入口は、白峰の町から市ノ瀬方面への道路へ入ってすぐに、冬季閉鎖で閉鎖された門の手前を右折すると林道があり
  そこからスタート(7:38)。
  最初は林道沿いに進み途中から杉林に分け入る。
  田井さんは山スキーで、八十嶋さんは冬用登山靴、私は山用長靴と三者三様の足元で頂上を目指す。
  シールをつけた、短めの山スキーはとても機能的にできており、金具やシールを間近に見つめながら「りくつな~」と
  思いながら後に続く。
  出発してからちょうど1時間で最初の送電線鉄塔に到着し一本入れる。(8:38~9:00)
  ここからは、頂上部手前までが望め、これからのルートが一目瞭然である。
  送電線沿いに登っていけばよくルートは広範囲に刈払われて、まるでスキーのゲレンデのようだ。
  聞けばここは山スキーのコースとしても人気があるらしく、田井さんもこれまで何回か経験済みとのこと。
  林道がコース上に幾度か横切るが、それを超えて上を目指す。
  10時山頂着。眼の前には左から純白の四塚山、大汝峰、御前峰そして少しおいて別山がガーンと広がっていて圧巻であるが
  それらの登頂に意欲を示す元気な八十嶋さんにも頼もしさを覚える。
  地図で調べてみると、ここからはナナコバ山、白山釈迦岳、御前峰がほぼ一直線上にある。
  三人揃ってスコップで雪をほじくり、堀こたつ式に足を降ろす。
  田井さんふるまいのビールと温めた肉の缶詰で楽しいミニ宴会が始まる。
  行動食も食べ11:10下山開始。帰りは登る際に最初に休んだ鉄塔まで一気に飛ばし、
  そこで初休憩(11:45~12:00)登山口には12時31分に到着。最寄りの温泉に入って、
  帰りには田井さんから新年度の支部事業計画として沢登りを3件提案いただき、
  更に代表を務める「小松ブルーベル山の会」の記念誌の10周年記念特別号「なため100号」をいただく。
  今回は快晴と昔のシネラマ映画のような白山と山をこよなく愛する二人の同行者に恵まれ、実に爽快な山行であった。
                                     (文:前川 陽  写真:八十嶋 仁)

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