山行報告 月ヶ原山 1169.8m 平成30年11月11日
 個人山行報告 月ヶ原山 2018年11月11日 (報告・織田)
コース 順尾山林道駐車場から月ヶ原山往復
メンバー 織田、Iさん
 以前大倉山に登った時に、大倉山の山頂から見える大門山に連なる犀奥の山々が素晴らしく、一度は歩いてみたい思いに駆られた。
 今年の春に行こうと思っていたが、順尾山林道が崖崩れの工事をしていて入れなかったので、
 草も枯れ、木の葉も落ちた今がチャンスと行って来た。
 林道駐車場からみくまり道と大倉山の分岐までは、余り手入れがされていなかったが、
 そこから大倉山までは手入れがされていて道はきれいだった。
 大倉山からの犀奥の山々の眺望は、今日はあいにくガスっていてよくなかった。

                     
                    大倉山から最奥の山々

 大倉山から赤堂山までは所々苅られてあるが、道に横たわった倒木が除去されてないので歩きにくい。
 赤堂山から月ヶ原山までは、倒木プラス藪で道はなんとか赤布頼りに行けるが、夏は草や木の葉で難渋すると思う。
 赤堂山の山頂は、ブナ林の中で標識もあり、木々の間からの展望も利き広々としているので休憩するには良いところだ。
 月ヶ原山の山頂は、細い木が密生し展望が全く利かない。山頂の標識もなく三角点のコンクリートの標柱があるのみで、
 山頂で昼飯を食べようと思ったが引き返し、鞍部に広くて感じの良いところがあるのでそこで食べた。
 昼飯を食べ終わった頃、月ヶ原山から2人の男の人が来たので、
 どちらから来たか尋ねると小矢部川から月ヶ原山と多子津山の間の沢を登って来たとのこと。
             
          月が原山山頂                     赤堂山山頂

 2人は福野山岳会の方で、2年前にここで登山道整備しに1人で山に入って行方不明になった仲間を捜しに来たと言う。
 その方達と話しながら下山すると、赤堂山に行く道と小矢部川に行く道の分岐点に気づかず、
 一緒に小矢部川の道を300m程下ってしまった。
 余りに下りすぎるので気がついて引き返したが、分岐点では小矢部川に下る方の道がきれいで、
 赤堂山に行く道はよく見ないと分からないので、注意が必要だ。
 順尾山を過ぎたあたりで1人の登山者に追いついたが、その人は前に支部にいた西田茂さんだった。
 西田さんは、今日は大倉山から赤堂山の登山道の草苅りに1人で来たとのこと。
 この山域はよく来ていて、鎌だけで登山道の草を苅っているので大したことはできないと謙遜していましたが、
 なかなか出来ることではないので頭が下がります。
 コースタイム
 順尾山駐車場  順尾山  みくまり分岐   大倉山   赤堂山    月ヶ原山
 6:22  →  7:00  → 7:10  → 8:15 →  9:36  → 11:22
 16:32  ←  15:46  ← 15:40  ← 14:30 ← 13:48 ←  11:53
 
 追記 順尾山から大門山までの縦走は、登山道が整備されていてブナオ峠に車をデポしておけば可能だと思う。
 しかし月ヶ原山から大門山へは登山道が荒れていると考えられるので、
 相当藪こぎを強いられまた草が枯れ木の葉が落ちた晩秋の今頃でないと歩きにくいため、
 昼間の時間が短い今頃は無理と思われる。
 後、富山県側から月ヶ原山に登る道があるので、
 これを利用して大門山まで往復するかまたはブナヲ峠までおりて林道を戻る方法もあるが、
 刀利ダムから2Km位入った所でゲートがあるので鍵の調達が必要となる。
 いずれにせよここを攻略するには、大門山から多子津山まで偵察に行ってみる必要がある。
 この山域の登山道は、土の道なので膝にやさしいがアップダウンがかなりあるのでその分滑りやすい。
 私はスパイク地下足袋で余りスリップしなかったが、Iさんは登山靴だったのでこけまくっていた。

 本サイトに記載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します 
 Copyright (C) 2014 Ishikawa Section of the Japanese Alpine Club. All Rights Reserved.