報告 山祭り集会 初冬の大恐山(オンソリ山) 888.6m  平成29年11月25/26日  
   
   
   平成29年度「山祭り」集会

■11月25日(土)~26日(日)
場 所  吉野谷セミナーハウス
参加者(19名)中川 大庭 安田二 大幡 岡本 織田 尾山 澤村 田中 樽矢
塚谷 東野 藤井  藤江 堀  町口 村上 安田健 池本

 「山祭り」の日がやって来た、会場は定着の感がある吉野谷セミナーハウス。
参加の面々はひと風呂浴び上気した顔をして会場に集まる。Tさんは書籍配布会参加に声を掛け、売上を支部雑収入とする。書籍その他の出品者、参加者には感謝申し上げます。中川支部長挨拶、大庭副支部長の乾杯の音頭には、闘病間もなく元気に顔を出してくれた織田会員への祝福と喜びの声が入り、宴席は一気に盛り上がりを見せた。事務局より安田二会員の叙勲報告と、澤村会員の永年会員になられた報告があり、本人挨拶に一同拍手。喜び事と健康はどれだけあっても良いものだ。山の話に座は沸き立ち、Y会員差し入れの長野県の銘酒一升瓶はどこに消えたか、ほのかに香りが残るのみ。今回はТさんFさんに酒の世話からおでんの世話までおかけして、一同感謝の思い。それもいつの間にか酔いに消え、酒瓶が転がる盛況には、醒めた頭で改めて感謝!屈託のない喜びの顔、肩たたき合い話し込む姿が広がる「山祭り」の一夜でした。
翌朝、センター用意の朝食をとり散会。外は夜半の冷え込みにバリバリ凍り付いた雪景色、シャリシャリとタイヤをきしませ家路に着く。事務局より「厩の壺」山行の呼びかけに手を挙げた6人は、それぞれの車で瀬波「白山里」の駐車場に向かった。

     オンソリ山(888.6m)山行
■11月26日(日)
 参加者 中川 大庭 樽矢 藤井 藤江 八十嶋 池本

 「山祭り」を終え、当初より予定をしていた自由参加のオンソリ山~「厩の壺」山行を決行する。
この山については、八十嶋会員収録の<加賀のとイブニング>や三水会の集まりで紹介され、一度は入ってみたいとの思いがあった。
事務局より事前に、白山麓の山紹介として「わが白山連峰」長崎幸雄著よりの抜粋文、「奥三方山」紹介に連なる「厩の壺」の記や、力丸茂穂氏調査作成の「犀川水系の山と谷」の地図を渡され、俯瞰的にその位置や歴史を知ることができた。

08:10中宮セミナーハウス出発。08:35瀬波「白山里」P.で八十嶋さんと合流、以降の道筋の先達をお願いした。
09:05瀬波キャンプ場P.に車を置き、09:20瀬波川左岸の「オンソリ山登山口」案内板に従い入山。
瀬音を耳に、枝川添いに足を進める。09:40緩斜面に整備された登山道が続く。
Yさんの話では「白山瀬波の会」の手により斜面の木は風通しよく間伐され、4月後半から5月にかけ辺り一面カタクリ畑となって、可憐な花が咲き誇るそうだ。
それが過ぎると急登がしばらく続き、足が取られるほどではないが湿雪の雪道となる。
10:00一本立てる。所々顔を出す階段状に整備された道が頂上近くまで続いている。
先程の間伐材を使ったものだが、中途半端な雪道では歩きづらい。その思いも、10:30白山遥拝所の看板あたりから降り積もった山の世界に入り込む。
その場所は、白山をバックに高倉や左手に大瓢箪、大笠へと続く尾根が全て見渡せる。
黒い山並だが晴れていれば、遥拝の地として心奪われる場所だろう。
11時過ぎ、右手「厩の壺」正面にオンソリ山頂、笈山の標識が出る。
11:40オンソリ山山頂に立つ、積雪60cm位か。白山瀬波の会・石川県山岳協会連名の看板にはオンソリ山888.6m・三等三角点瀬波と表示されている。
山頂左手奥に松尾山やセイモアスキー場が遠望できる。簡単な昼食を取り、集合写真を1枚撮って12:00下山に着く。
空模様の悪化に、修験遺跡「厩の壺」遥拝所跡は今回足を踏むことはなく下りたが、来春の支部総会(4月21~22日、於中宮セミナーハウス)頃はきっとカタクリの花も見ごろを迎えるだろう、是非にも足を運びたいものだ。
登り2時間弱、下り1時間の手頃な山歩き、皆様もご一緒に如何ですか。

                                      (文 池本 ・写真 八十嶋 樽矢)

 
 
 
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