寄稿 山行報告・八ヶ岳 縞枯山 2403m  平成29年2月26日  
2.八ヶ岳 縞枯山 雪山散策 
■2017年2月26日(日)晴れ
     場所 :八ヶ岳 縞枯山(2,403m)
     参加者 :堀(夫婦にて)

 当初は荒島岳の方に参加するつもりであったが、天気予報を見ていてもいまいちの様である。
こんな時は晴天率の高くて雪山気分を味わえる八ヶ岳へ。
安房までの飛騨側はなんとも言えない曇り空、471号線の栃尾あたりで見えるはずの焼岳も雲の中。
今日の天候を気にしながら安房トンネルを越える。
すると松本方面はピーカンの青空、新島々を過ぎると正面に美ヶ原と霧ヶ峰が、頂上のアンテナ群まで
くっきりと見える快晴、諏訪湖サービスエリアで休憩、目前に八ヶ岳が北から南まで早く来いと呼んでいる。
諏訪インターで高速を下りてビーナスラインを登山口へと走る。

スタートは北八ヶ岳ロープウエイの頂上駅、駅を出ると北八ヶ岳 坪庭、シンボルのキツツキから
快晴の八ヶ岳ブルーの空の下、雪山散策に出発です。
坪庭は周回散策コースになっており、反時計回りで右手の方に進む。
行く手にはこれから登る縞枯山が八ヶ岳ブルーの空に映えている。

しばらく進むと縞枯山荘、そして雨池峠。
雨池峠からは南に縞枯山に向かって登る。
雨池峠までは登山者も多くしっかり踏まれておりアイゼンの爪も気持ちよく刺さる。
ここまでならアイゼンは無くても歩けます。
実際にアイゼンを付けていない登山者も多く見かけました。

天池峠から縞枯山に登り始めるが、しばらくは傾斜も緩く気持ちの良いシラビソの樹林を登る。
しかしルートは進むにつれて傾斜が増してくる。
地図を見ると分かりやすいが、頂上が近づくにつれて等高線の間隔が詰まっており、しかもルートはほぼ直登で上って行く。
頂上直下が一番の急傾斜、頂上へと続く八ヶ岳ブルーの空が見え、ここが一番の頑張りどころである。
ここを抜けると呆気なく頂上に出た。
で、頂上はどこか? 探すと埋もれていました。
ちょっと掘り出して一枚。
 頂上に着いたので終了、では無く、せっかくなのでこの先の展望台まで行くことにします。
 展望台までのルートは展望が良く、行きも帰りも八ヶ岳を初め、遠くは南アルプスは北岳、仙丈岳、甲斐駒ヶ岳が、中央アルプスも木曽駒ヶ岳をからほぼ全体が、御岳もどっしりと見えています。
 残念ながら北アルプス方面は雲がかかり良く見えませんでした。
 縞枯山に戻り、風を避けて樹林の陰へ、お楽しみのラーメンタイム。
 気温は-10℃程度であるが2月とはいえ、快晴なので風を避ければそんなに寒くはなく、小一時間ほどの大休止をしてしまった。
 さて、下山しますか。
 下山は登って来たルートをそのまま雨池峠に、帰りは坪庭周回散策コースを回ることにし途中で少しだけ北に行く。
 下山途中に思わぬ落とし物が・・・・・、
坪庭周辺はアイゼンが無くても一応は歩けると思うが、これを落とした人は気づかないのだろうか?
 最近はやりのチェーンスパイク。
 そう言えば登山口には夏のトレッキングシューズでチェーンスパイクを付けている人や4本爪の簡易アイゼンを付けている人が多かったかな。
 さらにピッケルを持っている人がとても少なく、ほとんどはストックのみでした。
 坪庭周辺は冬でも観光地化しており12本爪のアイゼンにピッケルのオーソドックスなスタイルは似合わないかも、と思いました。
                                      文・写真 堀 正春
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