十国山は花盛り
山研集会の日、白骨温泉から十国山へ登ってきた。
前日平湯で前泊した2名は、朝金沢を出発した私達2名より先に登山開始。
登山口から3時間ほどの道のりは、良く手入れされて歩きやすい道であった。
カラマツ林をしばらく行くと十国山と乗鞍スーパー林道方面の分岐に道標がある。
ここから傾斜がきつくなるが実に上手な道の付け方で、九十九折れの後にしばらく緩やかな道となり、
また九十九折れの急な登りとなる。この繰り返しが中腹まで続く。主稜線に出るとシラビソの樹林となり、
丸太のベンチがあって、ちょっと休もうという気になる。
尾根は少し傾斜を増して、そのうちにシラビソの樹高も低くなり、北には霞沢岳方面が見えてきた。
更に笹原の道を辿りやがて草つきや散岩地、美しいお花畑が続き上を見上げると、立派な避難小屋が見える。
突然「お疲れさん」とOさんが出迎えてくれた。
台地状の稜線はガスが掛り、残念ながら期待していた展望は得られなかったが、コマクサが風に揺れていた。
置石に囲まれ守られている。この山を大切にしている人たちが保護しているのだろう。
ハイマツ帯の上の展望台に登るが雲に隠れ、穂高方向は何も見えなない
頭をかえすと金山岩の稜線越しに乗鞍岳が顔をを見せた。Oさんにビールをついでくれて
4人で乾杯、これで良しとしよう。2524mの山頂は、とても気持ちが良かった。
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