山行報告 奥獅子吼山親子登山  平成28年10月30日  
参加者 池本・岡本・田中・樽矢・津田・中川・村上・藤江・八十嶋 他、親子参加者4名、幼児1名


・親子登山企画の経緯
 昨年から始まった、8月の白山親子登山。せっかく県内外から親子参加者が集まってくださったので、白山以外にも簡単な山登りを楽しんでもらおうと、今回この催しを企画しました。
 奥獅子吼山を選択したのは、まさに地元に住んでおられる田中さんが推薦してくださったことがきっかけでしたが、ここほど初心者にお勧めできる山はそう無いでしょう。
ゴンドラリフトがあり、アプローチもいざという時のエスケープも容易なこと、道が整備されていて標高もちょうどいいことなど、初級登山としてまさにうってつけでした。田中さん、ありがとうございました。

・山行報告
 朝10時にゴンドラリフト開始のため、集合は9時半とゆったりめにしました。
親子参加者は2組4名。お母さんと小学3年の息子さん、お父さんと小学3年の息子さんという面々に、恥ずかしながら私の娘(3歳)も参加させていただきました。
親子参加者のうち、今年白山に参加した男の子は、8月に仲良くなれた子でした。参加してくれたのが嬉しかったです(ただ、娘があまりに手がかかるので、あまり彼に構えなかったのが申し訳なかったです)。
 ゴンドラでスカイ獅子吼まで一気に400mアップ。
スカイ獅子吼はともかく見晴らしが良く、いきなり圧倒されます。
手取平野を右手に望みつつ、ゆったりと歩き始めることができます。道中、危険箇所といえるほどの場所は有りませんが、たまに急な箇所などがあると、先頭をお願いした田中さんが後続に声をかけるなど、丁寧にケアをしてくださいました。
 今年の紅葉は、葉の色づきがいまいちでしたが、子供たちは落ち葉やどんぐりを拾うなどしてそれなりに楽しんでくれていました。
普段山に来ない子は秋山の環境がものめずらしいのかも知れません。
メンバーは孫がおられる世代の方も多く、皆で子供たちあれはなんだ、これはなんだと教えて歩く姿が妙に様になっていました。
 山頂では、白山の眺望を楽しみつつ、樽矢さんご発案の豆腐なめこ汁を振舞いました。
程よい塩味、温かみと、山上で味わうにはきわめて絶妙な味だったと思います。
ただ、私がおたまを忘れてきたのは本当に申し訳有りませんでした。皆さん、クッカーなどを貸してくださりありがとうございました。
 帰りの道中には、子供たちも段々慣れてきたのか、われわれ会員との会話も増えていた様に思います。トンボやカマキリなどの昆虫にも興味を示していましたが、どの子も虫に触れないみたいで、「時代が変わったなあ・・・」となんだかしんみりしました。最後まで親子登山者も会員も楽しめ、
低い山ながらなかなか楽しい山行でした。

・結びに
 今回、これまでに白山親子登山に参加された方々に声をかけたところ、2組の親子参加者、計4人が応募してくださいました。「ぜひ行きたいのですがどうしても予定が合いません!」というご連絡も3件いただきました。
 会員外の、しかも初心者と山に行くのは、山岳会としてはリスクを負う行いです。しかし同時に、初心者に山に興味を持ってもらうこと、リスク管理についてリーダーにとっても勉強になることなど、得るものも多いように思います。できれば来年も簡単な親子登山は続けたいところです。今回来られなかった方も、ご自分の子(孫)を連れてきていただくのもいいかもしれません。
 (最後に、今回は自分の子供にかかりきりでほとんどパーティーをケアできなかったことをお詫び申し上げます。3歳児は邪悪の化身です。肩車のし過ぎで筋肉痛になりました。)
 
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